2006年04月
(2006.4.20 thu )

そんなにお酒は強い方では、ないのですが…。
ここ1年で、自分の中ですごく酔うお酒とあんまり酔わないお酒がある、という事が判明しました。
それはアルコールの度数とは関係ないらしく、どんなに度数が低くても、モノによってはグラスの半分でクラクラするものもあります。

ここ最近の中で飲んでもあまり酔わないのは、友達に勧められた
“CINZANO(チンザノ)”というイタリアのお酒。
ワインをベースにハーブとか香草とかを漬け込んだお酒らしく、
確かに薬酒(養命酒?)のような香りがします。
アルコール度が18度もあるのに、飲んでも顔色が変わらず。。
その事をまた別の友達に話したら、
「そういえば、お酒を飲めない○○さんも、CINZANOは飲めるって言ってたわよ」と言われ、これまたビックリ!
お酒を飲めない人は、アルコールを分解する働きが少ないと聞いた事があるのですが、もしかしたらCINZANOには分解を促進する何かが入っているのかもしれませんね。

そして、もう1つ。最近、美味しいなぁと思えるお酒が増えました。それはこの写真、韓国のマッコリー。お米から出来ているお酒だそうで、とてもクリーミーで口当たりが良いです。
口に入った瞬間、炭酸のように少しシュワシュワっとして、ちょっと不思議。これまでに味わった事のない味です。

また、この壷に入って出てくる感じが素敵。たとえパックから入れたとしても(笑)、そんな背景は全然見えてきません。
それこそ、このお酒を酌み交わしながら楽しく過ごす韓国の人たちの情景が浮かんできます。

そうそう、置いて時間が経つと分離してしまうので、必ずよく混ぜてから飲むのがいいらしいです。でないと、上に浮かぶお酒だけを先に飲んでしまって、悪酔いしてしまうらしいです。

本当に美味しいマッコリー。でも残念なのは、CINZANOとは違い、
私はマッコリーには酔う体質みたいです(苦笑)。
なので、ほどほどにしないとね〜。残念><

(2006.4.12 wed )

外は大雨だったけど。。。気持ちは晴れやか。

そう、今夜もまたまたいいLIVEを見てきました。
イギリス出身のシンガーソングライター、Victor Davies。

1度でいいからLIVEを見てみたい、とずっと待ち望んでいたアーティストの1人でもあります。

彼の音楽を知ったのは今から5年前。あれは確か、池袋のHMVの試聴器だったと思います。1stアルバム「Victor Davies」のレコメンドに書かれた「斬新なノスタルジックサウンド」というようなキャッチコピーに惹かれて早速耳に。
アコースティックなギターサウンドに、サンバのリズム。哀愁漂う歌とメロディ。また単純には終わらない、ドラマティックな曲の展開。頭の中でヨーロッパの田園風景が広がり、池袋にいる事を忘れるくらいどっぷりと曲に浸かっていました。
もちろん即購入。それからは何度も何度も聴いて、何度も何度もラジオで流して、何度も何度もDJでかけて、気がついたらジャケットがボロボロになっていました。

それ以降はDJがリミックスしたCDなどが出たりして、どちらかというとクラブ系のアーティストとしてとらえられていた部分があり、Victor本来のシンガーソングライター的存在は薄れつつあるかな。。と思っていたんです。
ところが新作『Here the Sound』で、ソングライターとしての彼の才能が一揆に噴出した感じ。1stの衝撃がまた蘇ってきます。
私の大好きな曲、ジョン・ルシアンの「Would You Believe In Me」もカヴァーしていて、これもVictor独特のアコースティックアレンジでいい感じに。かなりお気に入りになりました。

おっと、また文が長くなっちゃう(笑)。先に進めなければ・・・。

Liveを見るのは、今回が初めて。アルバムでは管楽器も入っていたけど、Liveではギター、パーカッション、ベースのトリオでアコースティック編成でした。椅子に座りながら淡々とギターを弾き、歌うVictor。曲の中盤から徐々に熱くなっていく感じが、やはりラテン的。内なる情熱も伝わってきます。

アイリッシュ・バーで、黒ビールでも飲みながら聴きたい感じ。

田園風景からバーまでイメージがどんどん膨らむ、そんな素晴らしいLiveでした。

Victor Davis(vo,g) http://www.afrogigolo.co.uk/victordavies.htm
Kerim Gunes(b)
Jozsef Czibere(per)

今後のLive

4月12日 モーションブルー横浜  http://www.motionblue.co.jp/
4月13日 J'Z Brat
http://www.jzbrat.com/top.html



2006.4.8 sat

NEWSでもお知らせしているように、一昨日の夜は、
“Kitsune”というエンターティメント・レストランでのDJでした。毎月、第1、第3木曜日を担当しています。

ここは渋谷と恵比寿を結ぶ明治通り沿いにあり、赤を基調としたスタイリッシュなお店。店内は広く、ほとんどが半分個室的な寛げるソファー席になっています。お料理は和洋の要素を持ったフュージョン系。
実は私はまだ食べた事ないのでわからないんですが、けっこう美味しいらしいですよ。
そして、気になるDJブースは独立型。
スタンディング系のバー・スペースの正面にあるので、BRAVE BARのようにお客さんと話しながらDJをする、という感じではないんですよね。
どちらかといえば、お席でお食事や飲み物を楽しみながらBGM的に聞いて頂くといった感じ。音もそんなに大きくないので、普通に行っても居心地がいいはずです。

で、この第1、第3木曜は、ハウスDJである井上さんと2人でやっているんですが、20年近くDJをされている方なので、隣にいて学ぶ事が本当に多いです。アナログへのこだわり、音の綺麗な出し方、選曲のコツ、他にもいいアルバムなど、色々と教えてもらっています。
私もお店の雰囲気とか空気感を大事にして、選曲も、まったりとしたジャズやソウルをかけているBRAVE BARとは違い、リズムはハウスでありながらサウンドがジャズしてるものや、Chill系と呼ばれてるものなどをかけています。

ちょっぴり大人の隠れ家的なお店の“Kitsune”。
ぜひ1度、遊びにいらしてください。

毎月、第1、第3木曜(スケジュールによっては変更があります。その際は私のHPのNEWSでお知らせいたします)
20時〜25時まで。

http://www.opefac.com/kitsune/

(2006.4.6 thu )

“NARDIS”と聞いて、パッと浮かぶのはマイルス・デイヴィス作の名曲。逆から読むと…。SIDRAN(シドラン)。

現在来日中のピアニスト/ヴォーカリスト、ベン・シドランの名前の由来は、こんなところからきているのです。
音楽家でありながらTV司会者やジャズ研究家もしている彼は、そんなマイルスにインタビューをした経験があり、博識なベンに対しマイルスは10時間も語り続けたというエピソードが残っています。マイルスをそこまで熱くさせた、ベン・シドラン。
ジャズをベースに、ブルース、R&B、AORなどを深く追求し、それを吸収して、ワン&オンリーな自分の音楽にしてしまう、素晴らしいミュージシャンでもあります。

これまでもクレモンティーヌと度々来日公演をしていましたが、今回は昨年オープンしたばかりの丸の内コットン・クラブでのリーダーバンドライブ。
ドラムには、息子さんのLeo Sidranもいます。
彼の演奏は、ルーツを辿ればナット・キングコールやオルガン奏者のジョージィ・フェイム、またはビリー・ジョエルのような、いわゆるピアノマンスタイル。話すように歌う感じで、Hipな印象を受けます。
自分的にはNYのイリディウムで見た、ボブ・ドロウさんの演奏と印象がかぶるな。。

またMCの中で、先日(3月31日)亡くなった、サックス奏者のジャッキー・マクリーンについて語り、偉大なミュージシャンに対し冥福と敬意を表し、この日はビバップを意識したものを多く演奏していました。
その他にもスペインの詩人、Garcia Lorcaの詩からコラージュした曲を演奏したりと、彼の知識と情熱の中から作られた曲の数々を披露。レスターヤングのようなテナーサックス奏者との息もピッタリで、心地いい演奏と歌を聞かせてくれました。

そう、面白かったのが、
演奏曲がその場の雰囲気で変わるらしく、ベンがMCをしながらポロロンとピアノでイントロを弾くと、他のメンバーがドラムのレオに「これは何だ?何だ?」と聞いて、譜面を急いで探しているところ。その姿を見てニヤニヤッとしているベンとレオの親子の姿が、なんか微笑ましい感じでした。

セットリストはこんなワケで、毎回新鮮な感じ。
今週の日曜日までライブは続くので、ぜひもう1度見たいな。

Bob Rockwell(sax)
Mike Richmond(b)
Leo Sidran(ds)

ベン・シドランHP   http://www.bensidran.com/
コットン・クラブHP  http://www.cottonclubjapan.co.jp/

お薦めアルバムの1枚
HAVE YOU MET BARCELONA?

参考までにコチラも(試聴可)

Ana Laan, Ben Sidran, Carina Voly, Jeff Eckels, John Vriesacker, Jorge Drexler & Leo Sidran - Motorcycle Diaries (Soundtrack from the Motion Picture)


(2006.4.4 tue )

これまで私の中にあったSmooth Jazzのイメージはというと…、音全体がJAZZほど熱くなく、ライトな感覚。西海岸の乾いた風に乗って流れてきそうな、爽やかな音楽。
そう、今日のライブを見るまでは…。

今夜ブルーノート東京で行われたのは、サックスプレイヤーのDAVE KOZ with KIRK WHALUM(テナーサックス) & BRAIAN SIMPSON(キーボード)。
DAVE KOZは、スムースジャズ界の中のサックスプレイヤーとしては3本の指に入る人気のミュージシャン。因みに他の2本の指は、日本でもお馴染みのケニーGやボニー・ジェームス、又はリチャード・エリオットといったところでしょうか。
地元LAでは、何千人、何万人の会場でコンサートを行うミュージシャンなので、このブルーノート東京でライブを見れるというのは凄いこと。これを聞いたらLAの人達はとても羨ましく思う事でしょう。

しかもDAVEだけでなく、同じくSmooth Jazz界を担うカーク・ウェイラムも、そして最近スムースジャズチャートで1位を獲得しているブライアン・シンプソンも。そしてギターは、伝説のファンク・バンド、ルーファスのトニー・メイデンですから。凄いメンバーが勢ぞろい。

オープニングからいきなり、DAVEとKIRKのツインサックスで吹きながら登場。アルトとテナーの音がうねるように交差したり、はもってみたり、ファンキーなサウンドにのせて盛り上げていきます。
そして、その後はしばらくはDAVEのオンステージ。モンキーサックス?で吹いてみたり、バンドと絡み合って演奏したり、トークで笑わせてみたり、とにかく見てて飽きない。キャラクター自体が明るくて、根っからのカルフォルニア・ボーイといった感じです。
代わって、KIRKはテナーという楽器で色気のある骨太な演奏を聴かせてくれました。KIRKはこの3月にベイビー・フェイスのカバー集を
リリースした事もあり、選曲もそこから。彼が吹くとカルフォルニアの風にも東海岸の風が混ざります。

そして、キーボードのブライアン・シンプソンもいる、DAVEのバンドが本当に凄かった。だってDAVEの時は弾けた演奏とパフォーマンスを見せ、またKIRKの時は一歩ひいた渋い演奏を聴かせる。このトーンを変えたプロフェッショナルな演奏は、本当に素晴らしいものがありました。

1回のステージで1時間半という、ブルーノートでは珍しく長いステージ。その間、会場のテンションは変わらず、最後まで熱いままでした。
私が想像していた、クールなSmooth Jazzのライブとは大違い。
かなりファンキーで、もの凄く盛り上がる熱いステージ。
本当に楽しかった、と思えるライブ。

4日が最終ステージです!
BLUE NOTE TOKYO http://www.bluenote.co.jp/

Dave Koz - The Dance - Together Again


2006.4.2 sun

どこを見ても、桜が満開で本当に綺麗。
この土、日は桜の名所といわれている所は、人でいっぱいなんでしょうね。

たくさん並んでいる桜の木の下で仲間とワイワイやる、というのも楽しいですが、私は静かなところでゆっくり眺めているのも好き。たとえ1本でも、小さくても、その場所の景色に溶け込んでいる桜にはもの凄く情緒を感じます。

ふと目に入った、誰もいない神社の片隅で、
ひっそりと立つ美しい桜の木を見つけました。

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