2006年06月
2006.6.17 sat


6月13日からスタートしたJVC Jazz Festival。

毎日、NYCのあらゆるライブハウスやホールなどで様々な
ジャズ・コンサートが行われます。
ラインナップを見るとやっぱり凄い!オーネット・コールマン・トリオ、マーカス・ミラー・バンド、クリス・ボッティなどなど。。。
23日なんてハービー・ハンコック&フレンズと称して、私の大好きなウェイン・ショーターやブライアン・ブレイド、ロン・カーターなんかも出ちゃう!
他にもThe Bad Plusと共にロイ・ハーグローヴ・カルテットも出演したり、もう見たいものばかり。
日本のミュージシャンも、秋吉敏子さんや上原ひろみさんなども出演するらしく、注目を集めているそうです。

でもでもでもでも。残念ながら私が見れるのは初日のみ。

そこで、初日に行う予定のスタンリー・クラーク(b)&ジョージ・デューク(key) プロジェクト &マイク・スターンバンドを見る事にしました。
場所はAvalonという、なんと元教会をクラブのようにしてしまったところ。外側は重厚感のあるチャペルなのに、中に入るとアヴァンギャルドなクラブに。中は全くといっていいほど神聖な雰囲気はありません。
う〜ん、なんだかちょっと不思議な感じ。
まずギターのマイク・スターン・バンドが登場。プログレぽかったり、スムースジャズっぽかったり、フュージョンだったり、ちょっと掴み所がなかったけど、全体的にはカッコよかったな。
この時、とてつもなく人気が高かったのは女性ドラマー。しなやかな腕で肘を大きく上げながらたたく姿は、もの凄く美しく見えて本当にカッコよかった!

そしていよいよ、スタンリー・クラーク(b)とジョージ・デュークが登場。80年代フュージョンをベースに、次々ノリのいい曲で観客を熱くします。会場のお客さんを見ると、ほとんどが40代という感じ。彼らの青春を熱くした音楽、そんな感じがします。
私はジョージ・デュークの70年代、ちょっとブラジル入っているものが好きなので、少し引き気味で見てるような感じで。。。

でも盛り上がっている様子は、見ていても楽しいものがありました。スタンリー・クラークのベースのチョッパーも神業的なところもあったし。。
私が普段聴いているジャズとは少し違うけれど、色々と勉強になることも多い。
こういった音楽を聴けるのも外国のジャズ・フェスならでは、ですよね。
ライブが終了したのは夜12時。これからホテルに一旦戻り、荷物をとって、空港に向かいます。
なぜなら早朝5時半の飛行機。3時半には空港に行かなければならないので、1時半にはホテルを出ます。

何もハプニングが起こらなければ良いですが(笑)。

(2006.6.16 fri )


NYへ行ったら、必ず買うもの。。それは靴です。

大好きなブランドがいくつかあって、
日本ではなかなか購入できないので、NYへ来た時はまとめ買いをします。
中でも好きなのは、NY発のKENNETH COLE。
アメリカ中に店舗が沢山あるんですが、場所によってだいぶ置いてあるモノが違ってきたりします。きっとどんどん売り切れてしまうんでしょうけどね。

私がこれまで好きだったお店は大きな店構えのグランド・セントラル・ステーション店。
バッグも豊富で洋服も置いてあるというのもありますが、ここにはなぜか日本人女性スタッフがいる事があって、丁寧に対応してくれる、そういう理由もあって入り浸っていました。。。

ところが今回行ってみたら、このお姉さまがいらっしゃらず
、なんかこれまでと違う雰囲気。置いてあるものは、もちろん
私の大好きなKENNETHなのに、なんとなく買う気がしない。。。
がっかり。。

そんな事もあって、今回買うのを少しためらっていたのですが、
私が泊まっていたアッパーウェストのホテルの近くにも、KENNETH
がある事を発見。お散歩がてらに見に行ってみました。
これまで行っていたお店よりも小さな感じの店舗。でもどことなく落ち着きがあります。
そうすると、日本語を少し勉強しているという店員さんが対応。
と、いっても「こんにちは」とか「1つ、2つ」くらいですが。。
でも話しをしたら、ここはなんとKENNETH COLEの1号店だそう!
もともとはここで小さな靴屋さんをやっていて、少しずつ店舗を増やし、バッグを作り、洋服も手掛け、全米に広がっていったそうです。
KENNETHファンの私にとって、1号店に来られるのは物凄く感激。
それも、意識せず来られたのが、なんか運命を感じちゃって。。

結局この店で2足とバックを購入。
ちょっと散財してしまったけど、気分良くていい買い物をしたなって思います。
買ったものをみるたびに思い出すんだろうな。。
大切に履こうっと(笑)。

この写真は何足も試してながら、悩んでる私。
本心としては、みーんな欲しいトコロ(笑)。

(2006.6.15 thu )


ハーレムの日に戻して。。。

ブラックミュージックの殿堂。
ハーレム内にある、Apollo Theaterを見てきました。

ジェームス・ブラウン等を筆頭に、数々のミュージシャン達がここから歌い始め、巣立ち、そしてまた帰ってくる場所。
特別な、そして独特な雰囲気が漂います。

私が行ったのは昼間だったので、もちろんライブはやっていないし、あの特徴的な赤いネオンもまだ点灯していなかったけど、
その伝統あるコンサート会場の“凄み”みたいのをおもいっきり
感じとる事ができました。

今後のライブ予定が書かれているポスターを見ると、
今月の20日、21日は、アレサ・フランクリンがやるそう。。。
あー、見たかったな。

残念****

(2006.6.14 wed )


パスポート事件が起きて、予定がだいぶ遅れてしまったことで
1つだけいいことがありました!

それは。。
この時期、毎年NYで行われる恒例の“JVC JAZZ FESTIVAL”を
見れるということ。
6月13日から24日まで行われ、自分の予定上、1日しか見れないけれど、それでも十分。1つ見れるだけでも嬉しい!
結局はついてる気がするなぁ(笑)。

ところでそのJAZZ FESTEVALが行われる前日。
地元タブロイド判で、“今週の目玉のライブ”というようなコーナーがあり、そこである女性ヴォーカルが紹介されていました。
それは…、SASHA DOBSON。
聞いた事のある名前だけど、詳しくは知らない。。。
でも、そこに書かれている、ある一文に惹かれて早速見に行く事にしました。その一文は、後でご紹介する事として。

ライブの場所は、イーストヴィレッジにある小さなライブハウス。名前にROCKって付くから、普段はロックのライブでもやっているのかも。
着席だと30人くらいキャパで、スタンディングを含めるとも50人
くらいかな。ステージにグランドピアノが置いてあるけど、かなり狭い感じ。客席とステージの距離がもの凄く近いです。
この日は何バンドか出るらしく、SASHAは2番目。新聞に出てたせいなのか、もともとNYでは人気があるのか、私も惹かれたあの一文のせいなのか、SASHAのライブが始まる5分前には、なかなか入れない程の人だかり。驚きました!

バンドの構成はヴォーカル、ギター2人、ベース、ドラム。

SASHAの歌は全てオリジナルで、ボサノヴァ、ジャズ、カントリー。そしてニューオリンズに香りも。本人はピアノは弾かないけれど、サウンドはどこか“あの人”に雰囲気が似ています。
あの人とは、かの有名なノラ・ジョーンズ。

それもそのはず、この写真の向かって右端でギターを弾いているのは、ノラ・ジョーンズを有名にした曲「Don't know Why」を作った、ギターリストであり、コンポーザーのジェシー・ハリス。
新聞にも彼がプロデュースし、バンドでも演奏するという事が書いてあったので、私も迷いなく行く事にしたのです。

さすが、ジェシー・ハリスがプロデュースしているだけあって、
実力も魅力もある感じ。歌は少しキアラ・シヴェロに似ているけれど、哀愁もあって、サウンドも心地良くて、なかなかいい!

後から知ったのだけど、彼女はサンフランシスコで注目を集めるジャズ・ピアニストのSMITH DOBSONとシンガーのGAIL DOBSONの娘さん。現在、ニューアルバムをレコーディング中だそう。
もしかしたら、日本でも発売されるかもしれませんね。注目です!

オフィシャルHP  http://www.sashadobson.com/ 

(2006.6.13 tue )


これまで、なんとなく行きづらかったハーレムに
今回は足を踏み入れてみる事にしました。

だって女性誌の「フィガロ」でも“ハーレムに行こう!”という
特集ページがあるくらいなんだもの。
絶対大丈夫。。

実際行ってみて本当に安全。なにも怖くないです。
今回は残念ながら教会には入れなかったけど、
次回はゴスペルにチャンレンジです。

まずは、ハーレムの壁画の前で。

(2006.6.12 mon )


1週間滞在したワシントンDCを離れて、単独NYへ。

アムトラックという電車で約3時間かけて行く予定を急遽変更して
国内線で行く事にしました。やっぱり1時間で着く方がいいし。。
とはいえ、フライトが30分遅れましたけど(笑)。

約1年ぶりのNY。
これまでは日本から直接NYに来る事が多く、着いたその日は大抵クタクタ。2日くらいは無駄に過ごしてしまうんですが、今回はワシントンで約1週間慣らしてあったので、空港に着いた時からフル回転。まずホテルにチェックインして、部屋にトランクを置いてすぐに外出!
とりあえずお腹がすいたので、ミッドタウンにあるブライアント・パークのテラスでランチをしました。ここは図書館の裏にあるレストランで、木々が囲む都会のオアシスのようなところ。
本当に綺麗で、素敵なところ。
私の大好きな場所の1つです。

その後も、グリニッジヴィレッジを散歩したりして、クタクタになるまで出歩いていました。
明日からは、TIME OUTを買ってライブを見るぞ!!


実はこの日カメラを忘れて1枚も写真が撮れず。。。
ここに貼ってある写真は次の日の写真。
沢山あるので、少しずつアップしていきます。

2006.6.11 sun


アメリカらしさをおもいっきり体感するならコレ!BBQ!

お庭で他の人達が楽しそうにやっているのを見ていて、ちょっと憧れていたバーベキュー。
遂に私の番がまわってきました!

このお庭には3台のバーベキューコンロがあって、いつも、あっという間に埋まってしまうほどの人気ぶり。
季節の良い今は、特に空きが少ないようです。
でも予約制ではないので、空いてる時にさささっとやってしまう。タイミングが大事なのです。

この日の天気予報は、夕方から雷雨。ちょっと早めから始めて、雨が降る前にやってしまおう、という計画で始めました。
ところが。。。。
お肉を焼き始めたところで突然、大雨がっ!
野菜もお肉も塗れて、炭も消えてしまいました。。。

とはいえ、ワシントンの雨はスコール程度ですぐやむし、夜は8時まで太陽が出ているので、再開可能。
再び、網に食材をのせて、美味しくいただきました。

BBQって、けっこう楽しいな。

満喫。

(2006.6.9 fri )

あったあった!ここ、ここ!

ワシントンでステイしている場所の近くにある、小さなCD&BOOK Shop。
昨年たまたま見付けて、沢山CDを買ったお気に入りのお店。

なんてったってジャズのCDが、新品で9ドル99セント!

特別レアなものは無いけれど、買い忘れているモノやアナログでしか持ってなかったものを、惜しみなくここでたっぷりと買う事ができるのです!

前回も確か30枚くらい買ったかな。。。

1年ぶりのこのお店は、もちろん内装も変わってないし、ジャズの棚の位置も変わりなし。バイトのお兄さんも同じというのも、嬉しい。

今回も早速、購入。

それでは、嬉しいので買ったモノをご紹介しまーす。
個人的記録の意味も含めて(笑)。。。

Weather Report/Heavy Weather
Joshua Redman/Wish
Herbie Hancock/Gershwin's World
Joe Pass/The best
Ahmad jamal/The best
milt Jackson&John Coltrane/Bags&train
Potato&Totico/Potato&Totico
Santana/Abraxas
Nancy Wilson/Lush Life
Miles Davis/Sketches of Spain
Charles Mingus/Mingus Ah Um
Chick Korea/Hymn of the Seventh Galaxy
George Benson/The George Benson Collection

(2006.6.8 thu )


ワシントンのデパートの一角に
小さな丸いステージを発見!
中央にはピアノが、そしてウッドベースが置いてある。
興味深々で、ステージの周りを見ていると、
ベンチに座っていた男性が
「ライブは2時からと5時半からだよ」と。

ただいまの時間、5時20分。
あと10分でライブが始まる。。。

ピアノに置いてある譜面を見ると
私の好きな曲「sophisticated lady」が。
デパートの中で、この曲がどんな風に聴こえるのか楽しみ!

しばらくすると、ピア二スト、べーシスト、ドラマーが登場。
静かにジャズの演奏が始まった。
決して派手ではないけど、心地よくスウィング。

足早に歩いていたお客さんも、自然とスローに。
ぐずついてた赤ちゃんも、ピタっと泣き止んでる。

いいな、こういうの。日本のデパートでもこういう空間があるといいのに。。。

ライブが終わった後、3年前に上海で演奏した事があるという
ピア二ストと少しだけ話し、ワシントンにあるお勧めのジャズクラブも教えてもらった。

(2006.6.6 tue )

これが洗濯板の演奏。

板についてる?(笑)。

(2006.6.5 mon )


あんな事も。。。こんな事もありましたが。。。

無事、アメリカに到着しました!

今回出掛けたのは、アメリカの首都ワシントンDC。
日本→ヒューストン→ワシントンと乗り継いで、約16時間かけて
はるばるやってきました。

このDCには、昨年に続き2回目。自然が多く、都市部から15分ほど
車で行けば大きな国立公園やファームがあるなど、かなりのんびりとした、これぞ“アメリカ”という広大な場所が沢山あります。

昨年はNYで何泊かしてから来たので、あまりにものんびりとした雰囲気に最初は馴染めず、
「私、このまま置いてかれちゃうかも」
と焦りと、シティシックに。。
馴れてきたら、かえって居心地がいいんですけどね。最初は不安でいっぱいでした。
今回は、あのパスポート騒動の一件で、少々疲れ気味でDC入り。
こののんびりムードが、居心地いい感じ。心身ともに癒してくれてます。
そんなワケで、今回はかなりゆるーーーい旅を続行中。

初日なんて、“ジョージタウン”という古いアメリカの街が残っている場所で、リバークルーズなんていうものをしてみました。
歩いて20分くらいのコースを、約1時間かけてまわるクルーズ。
わざわざ水門を動かして、水の高さを上げ下げして船は前に進みます。途中からロバ?が船を引っ張ってるし。
普段の生活ではありえない、のんびりさ。。

観光だから。。。。そうそう。。。たまにはね。。。。。

と自分に言い聞かせ、船の進み具合を気にしながら、のんびり楽しんでいました。
船の帰路ではミュージシャンが登場し、ギター、マンドリン、ポンチョでカントリーの演奏を。
そして。。。突然、
「さぁ、皆さんでセッションしましょう!」
私は最初に指を指され、洗濯板とブラシを持たされ、パーカッション担当に。
その後、みんなも次々小道具を渡されるのかと思いきや、スプーン担当が1組のみで、後は全員手でクラップ。

またもや「えーーーーーっ!?」

とりあえず、カントリーソングに馴染むよう、頑張って演奏しました。

いきなり、ワシントンでセッションとは。。それも洗濯板でね(笑)。

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