2008年02月
(2008.2.25 mon )


1度はNYまで逢いにゆき、次は昨年行われた日本での来日コンサート。
そして今日、またまた大好きなシンガー・ソングライターの
ケニー・ランキンさんのライブを見てきました。
http://www.kennyrankin.com/


ギターとピアノを曲ごとに交互に弾きながら
ソロで歌い演奏するケニーランキン。
このスタイルも中性的な歌声も、和やかな雰囲気も変わらない。
彼自身、何か(ステージパフォーマンス)を変えようとかさらさら思っていないんだろうな、と。それはジョアン・ジルベルトを見る時と同じ感覚。
きっとファンも彼にスリリングな事は求めてないし、70年代の頃からずっと筋を通してきた、ある意味職人的な音や声に惹かれて聴きにくる感じなんでしょうね。私もその1人ですけど。。。

今回、風邪を引いていたらしいせいか、咳払いを度々しながら歌っていましたが、声質をキープする為にやむをえない感じ。
彼自身は普段の70%で申し訳ないと言っておりましたが、そんな事、微塵も感じさせないくらい素晴らしい声でした。

さて、、

これまで、私は仕事柄色々なアーティストにインタビューしたり、お話したりする機会があるのですが、ケニー・ランキンさんは何度お会いしてもどーしても緊張してしまいます。
かなり好きだから???
まっそれも正直ありますが、とても独特な世界観があって、真っ向から近づけない雰囲気があります。

彼はやんちゃなのか、あまのじゃくなのか、ステージ中も突然ギターを裏返して弾いてみたり、イントロで名カヴァーを匂わせておいて別の曲をやったりとか(笑)、ステージに上がるなりアロハー!と挨拶してみたり、もちろん英語でMCをするのですが、突然、アメリカ大統領選を語ったり(笑)、曲のラストで突然、タワー・オブ・パワーのフレーズを歌ったり、ギターのチューニングが合ってないまま、続けて2.3曲弾いちゃったり。
一筋縄ではいかない感じ。

NYでお話しした時も、なんか一癖も二癖もあったような。。。

でも、ビジネスライクじゃない、人を感じるんですよね。
それが音に表れてるっていうか。

今回、名曲<シルバー・モーニング>を聴いていたら、白い粉雪が降ってくるイメージが浮かんできて、本当に感動しました。
あの美しい声を是非、1度耳にしてみてください。

ケニー・ランキンのライブは、25日、26日
東京丸の内のコットンクラブにて行われています。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/

(2008.2.22 fri )


毎回、素晴らしい女性ジャズミュージシャンをお招きしている
衛星チャンネル&全国コミュニティーFMで放送している「THE LOOK OF JAZZ」。

2月のゲストは前半、ピア二ストの国府弘子さん、後半はボーカリストの美山夏蓉子さんでした。

国府さんとは、以前に一度別の番組のゲストに来て戴いた事があり、とても気さくな方で、お話ししやすい方だったという印象がありまして、
再びお会いした瞬間からまず音楽以外のお話しで盛り上がりました。
打ち合わせの時、音楽以外の話しでも盛り上がる事ができると、収録時に、音楽についても自然な流れでお話しできるから不思議です。

国府さんは、キラキラオーラが常にあるくらい本当に素敵な方。いらっしゃるだけで、その場の空気がぱっと明るくなります。
そんな国府さんの光り輝く太陽ような感じが、作品にも表れていて、聴く人の心に光を射す感じがします。
昨年リリースされた新作「HOLA!」は、スペイン録音。ラテンの弾むリズムが国府さんの演奏にピッタリな気がします。
番組では、スペイン旅行中のエピソードを聞いたり、お家で飼っていらっしゃる猫ちゃんの話などお聞きしました。

番組終了後、国府さんとJAZZをもっと多くの人に聴いてもらう為にはどうしたらいい?的な談義で花が咲いてしまって。
またも盛り上がり。その後も、メールでやりとりさせて戴きました(笑)。
国府弘子さんのHPはこちら↓
http://kokubuhiroko.net/

そして後半はボーカルの美山夏蓉子さん。
http://www.k2.dion.ne.jp/~k-miyama/

初めてお会いしたのですが、ボーカルスクールの先生もされている事もあり、
とても説得力のあるお話の内容に、私はただただ感動してうなづいていました。
新作「Circle Step」では、渋さ知らズや鈴木勲OMA SOUNDなどで活躍中のピアニスト、スガダイローさんとのデュオや、アカペラの多重録音されるなど、色々な事に挑戦されています。
歌えば歌いこむほど、装飾がいらなくなってくる。。
とてもいいお話でした。

この番組では多くの女性ジャズミュージシャンと色々なお話が出来て、毎回私の中で衝撃が走っています。
男性の多いジャズ界の中で、凛として生きてる姿は本当に美しい。
勉強になります。

(2008.2.19 tue )


レポートは前日の日記をご覧下さい。

(1st)

M1 It Ain't Over 'Till It's Over(レニー・クラヴィッツ)
M2 Ain't No Sunshine(ビル・ウィザーズ)
M3 Just the two of us(ラルフ・マクドナルド)
M4 Dindi(アントニオ・カルロス・ジョビン)
M5 Agua De Beber(アントニオ・カルロス・ジョビン)


(2nd)
M1 Sexual Healing (マービン・ゲイ)
M2 September(アース・ウィンド・アンド・ファイア)
M3 Tombo (アイアート・モレイラ)
M4 I Wish(スティービ−・ワンダー)
M5 Tristeza(バーデン・パウエル)

(アンコール)
BRAZIL(SKラッセル&Aバローソ)

(2008.2.18 mon )


大変遅くなってしまいましたが。。。

2月3日、私プロデュースのイベント“ Brazillian Soul Sauce”、目黒ブルースアレイにお越し戴きました皆様!!!!
本当に、本当に有難うございました。

あの大雪降る中、足を運んで下さった事に、心より感謝申し上げます。

前夜から天気予報では雪模様。でも朝、起きてカーテンを開けた時、一面に広がる銀世界にわーっと驚きながら、すぐに不安が襲ってきました。
今回初の東京進出であるBrazillian Soul Sauce。
自分の中で待望の日であったのにも関わらず、あいにくの天気。
うーーーーー、なんかついてない><

でも落ちてる暇はなく、すぐにミュージシャンの皆さんと連絡を取り合い、交通状況を確認。
ギターの杉本篤彦さんの周辺が1番大変なようで、交通手段が困難に。とりあえず集まれるメンバーだけが集合してリハを進める事にしました。
でもなんとか杉本さんもリハの途中で到着。
なんとか無事、リハも終了し、
後は会場に来られる皆さんが無事到着できますように。。。と祈るばかりでした。
都内の雪はだいぶなくなってはいましたが、電車が遅れていたり、
この日、日曜日だったので、ご自宅から来られる方には地元の積雪で大変な様子。
ドラムの平井景さんが
「たとえお客さんが1人でも、絶対に満足してもらえる内容にしよう」と。
その言葉で私達全員の気持ちが1つになりました。

そしていざ開場になると、続々とお客様が席に座られていて。
楽屋のカーテンから会場を覗いていた私は、もうその光景に感動。
これまでで1番のイベントにしようと士気も高まりました。

さぁスタート。
これまで通り私のDJタイムから。ソウルとボッサを中心に、もう入った瞬間からBrazillian Soul Sauce気分に浸って戴こうという曲を選曲。外は雪だけど、中はHOTな気分になってくださいと。

そして、
メンバーがステージに上がれば、今度はバンドとの一体感が大切。

今回も解説と原曲掛けはもちろんですが、曲と曲の間のSEもやるなど、ちょっぴり役割が増えました。あ。あとコーラスも(笑)。
回を重ねるたびに、内容が充実している気がします。

曲はこれまでのベストソングを披露。ただ曲順には、挑戦もありました。
まずこれまで必ずラストかアンコールで演奏していた
レニー・クラヴィッツの「It Ain't Over 'Till It's Over」ですが、今回はオープニング曲に。
私達の18番から魅せていきたいというか。。この曲の他にも続々と18番が出来てるから。。とか、理由は様々ですが、この曲を頭にする事でこれまでと少し違う匂いがしたんではないかなと思います。

本編のラストの曲は<TRISTEZA>。
コーラス部分、ライアー、ライアー♪はパーカッションの服部正美さんご指導のもと、全員で。
最後からアンコールまでは特に盛り上がりました。

ライブ後、多くの方から「本当に楽しかった!」という
メールをいただきました。
本当に、本当に嬉しいです。

ブルースアレイのスタッフに皆さんも、プロフェッショナルで本当に素晴らしい方たちばかりで、心地よくイベントをさせて戴きました。有難うございました。

実は既に次回も東京ではブルースアレイにて予定しております。
(日程等検討中)
また日程が決まりしだいお知らせいたします。

本当に有難うございました。。。

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